『バッファロー66』で日本でも人気を博したヴィンセント・ギャロ出演の1998年作品。
あらすじ
真剣に恋を成就させようとするイギリス人の葬儀屋と、インスピレーションで恋を楽しむアメリカ人のギタリスト(ヴィンセント・ギャロ)。
本来なら恋は真剣にするべきものだが、それが通用しないロサンゼルスで、葬儀屋の努力はいつも空回り。
一方ギタリストはたいした苦労もせずキュートな彼女をゲットするが…
対照的な二人の姿を通じて、ロサンゼルスで生きていくには「不真面目が正しい選択!」とばかり、天使の街を目一杯皮肉った、キュートな、オフビート純愛コメディ。
(以下ネタバレを含みます)
感想(ネタバレ)
ただ流しておく映画
この映画は、構えずに、楽な気分で見る映画。
みんなで集まったときとか、恋人と2人きりで話もしてるけど、部屋が無音だと寂しい、けど、いいCDもないしってときに流しておく映画。
カフェなんかで無声で流していてもいい。BGV。
ファッション映画、という表現は違うけど、そんな位置づけでもいいと思う。
あざといオシャレ映画よりはいい。
ヴィンセント・ギャロの演技
『バッファロー’66』とはまるで違う役どころだけど、相変わらず独特の演技法で、観ていて面白い。
決して画力がある俳優ではないけど、目が離せなくなる不思議な魅力を放つ演技を見せる。
チョイ役も豪華
世界中に根強いファンを持つレニングラードカウボーイズも出演してるし、なんと『デッドマン』役で、あのジョニーデップも出演してる。
ジョニー・デップ、こういうところに顔出すあたりがやっぱり憎めない。
それからジュリー・デルピーがとにかくかわいい。
この映画に出てくるジュリー・デルピーは圧倒的に日本人が好きなタイプだ。
どうせ最初から3流狙うなら、『あの頃ペニー・レインと』も、こういう映画を手本にすべきだ。
「Go!Go!L.A」評価
★★★★★★☆☆☆☆