映画「あの頃ペニーレインと」あらすじ感想 監督の幻想的映画(ネタバレあり)

f:id:sagitani_m:20180419204330j:plain

実際に10代の頃から音楽ジャーナリズムに関わってきたキャメロン・クロウ監督の自伝的作品。

あらすじ

70年代アメリカ。

姉の影響で音楽好きになったウィリアム(パトリック・フィジット)。彼が地元紙に書いた記事を「ローリング・ストーン」誌が注目、ウィリアムが15歳の少年とは知らずに原稿を依頼してきた。

ブレイク寸前のバンドの全米ツアーを同行取材するウィリアムは、ペニーレインと名乗る少女(ケイト・ハドソン)との出会いや、バンドメンバーからの刺激を通して、少しづつ大人になっていく。

(以下ネタバレを含みます)

感想(ネタバレ)

いちいち3流映画

普通に3流映画。制作者側もヒットを狙ってるわけではないと思うし。

なんと言ってもストーリーが根本的につまらないし、それは原材料云々ではなく、展開や描写、そういった細部に至るまでいちいち3流。

ストーリーの流れがほんとに不可解だし、何を見せたいか、伝えたいかもまるで伝わってこない、というよりは、元からない感じ

それが青春だ、っていうのは観てる人には通用しない。

カメラワーク、演出、セットやセリフ、その他映画を構成する全てにおいて、見事に3流だ。

最後だけは真面目に作った

よかったのは、一番最後のシーン。ウィリアムの部屋にラッセルが来る所。

ペニーレインが、自分の家ではなく、ウィリアムの住所を教える、というところはまずまずだった。 けど、別にその部屋で何があるってわけでもない。

最後くらい、ちょっと何か考えてみようって感じの発想だったんだろうけど、その部屋で何を起こすかってところまでは、頭が回らなかったんだろう。

飛行機が墜落しそうになるシーンもそこそこ面白かった。というか、笑えた。笑っていいとこなんかどーかはわかんないけど。

音楽ファンでも楽しめない

音楽ファンにオススメみたいなキャッチコピーだと思うんだけど、別にそれほどでもない。

洋楽を60、70年代あたりから探り始めた人くらいには、少しは楽しめるかと。

「俺は、名盤と呼ばれるものは全て聴き尽くした」

と言えるくらいの人にとっては、全くたいしたことはないし楽しめもしない。

ペニーレインは監督の幻想

「ロックとは」、みたいなところがこの映画には全体的について回ったりするけど、とりあえず、酒とドラッグと女出してワーワーやっとけって映画ではないところは少しは好感持てたけど、じゃあ何だ?って言われると、この映画にはそれもない。

だったら素直に、酒と女とドラッグ出して、ワーワーやってた方がまだ良かったかもしれない

このペニーレインってのは、監督の幻想なんじゃないか。憧れというか、そういうものを映像化してみたかっただけなんじゃないの。

この監督は『ザ・エージェント』や『バニラ・スカイ』で有名な監督だから、好きな人はきっと多いだろう。

あと、ラッセル役の人は微妙に『バッファロー’66』のヴィンセント・ギャロを影響してるような素振りが見えるのと、表情が竹野内豊っぽかったりする。

どうでもいいことですけども。

「あの頃ペニーレインと」評価

★★☆☆☆☆☆☆☆☆