鷺谷政明の神映画レビュー

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映画「ロックストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」感想 あるわけねーだろのスタイリッシュドタバタ劇

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1998年、イギリスのクライムアクション映画。

イギリスでは、その年の年間興行成績1位を記録。

(以下ネタバレを含みます)

監督はガイ・リッチー

なんか『スナッチ』みたいだなと思ってたら、同じ監督だった。

『スナッチ』はこの映画のあとだけど、こっちの方が面白いかなと。

こういう映画のはしりは、やはりタランティーノになるのだろうか。

ストーリーは、そんなわきゃねーだろ、の繰り返しなんだけど、スムーズに話は流れていく。その辺の見せ方みたいなのがやっぱこの人はうまい。

それでも、大量の金とマリワナを部屋に置いたまま酒盛りするのはおかしいよね。しかもすぐ隣の部屋に追っ手がいるのに。

「てめーこのやろー」って、隣の壁を突き破って、隣の部屋に気付くっていうシーンがどうしてもやりたかったのかな。まぁ、そんな風につっこみだしたらきりがないんだけど。

最後のセリフは代弁か

全体的にかなりスタイリッシュなんだから、もっと笑いの線を強調してみても良かった。

最後の方の酒場のシーンで、バッグを返しに来た男に最後「面白かったぜ」って言わせてるけど、あれは、このドタバタ劇の観客の感想を先に代弁させることで、ドタバタ感や、あるわきゃねーだろう感をうまく観客に納得させてしまうような効果があるような気がする。

あと、ラストシーンの、橋で携帯をくわえながら銃を拾おうとするシーンを始めにチラッと見せておいたら面白かったかもね。

「ロックストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」評価

★★★★★★☆☆☆☆