1967年製作のアメリカ映画。
早い前半
最初とんでもないスピードで話は展開していく。
脈絡とかフリとかあんまりない。
いきなりボニーはクライドについていってしまうし、気づいたらモスがいて。
兄夫婦が来るあたりから、丁寧に描いてるような気がした。
ボニーと兄の奥さんがもめたりするあたりとか、当然の描写だろうし。
まさかの実話
後半は、前半が嘘だったかのように、どんどん現実がやってくる。
まあ、そらそうなるわな、というほどに、警察に追われる。
最後も壮絶だけども、これ実話っていう。
実際にバロウ強盗団が襲った銀行を使って撮影したという。
現地の町の人たちも通行人とかで出演してるらしいんだけど、本当にバロウ達が来た時にその現場に居合わせていた人もいるって。
色褪せない
これ60年代の映画なんだけど、全く色あせてない。古臭くない。
もちろん、クラッシックカーとかはしょうがない。舞台は1930年代だから。
出演者達のルックスはもちろん、演技力、そして監督の力が大きい。
最後のあのシーンのカット割り、編集なんて見事。
あれよーく見ると、フェイ・ダナウェイ、ボニーは笑顔なんだね、一瞬しか映らないけど。
最後の微笑みだ。
そして、エンドクレジットへ行く、あの流れもいい。
「俺たちに明日はない」評価
★★★★★☆☆☆☆☆