鷺谷政明の神映画レビュー

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映画「TAXi」感想 フランスの笑いはなぜか日本に合う(ネタバレあり)

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リュックベッソン監督のフランス映画。1998年公開。

(以下ネタバレを含みます)

 感想(ネタバレ)

カーチェイスだけの映画ではない

そこまでいい脚本というわけでもないけど、カーチェイス映画を撮るためにとってつけたような脚本ではなかったし、人物設定なんかも抜け目ない感じ。

エミリアン刑事の想い人でもあり、上司でもある長身の美女ペトラとか、エミリアン刑事の母親とか。

ベッソンの映画の女性はいつも面白い。女優がちゃんとおいしくなる。

しっかりしてんのかドジなんだかわかんないあの指揮してる刑事のおっさんも面白い。

他のレビューでも書いたけど、基本的にアメリカやイギリスよりも、フランスのギャグセンスの方がどうやら日本には合うような気がする。

ただ気になったのは、何度も銀行強盗を逃してるけど、あれ、捕まえられるよね。

待機してる時に犯人達のベンツに細工したりできないのか。

でも、ダニエルとエミリアンのやりとりもおもしろかったし、スピード狂のタクシーの運ちゃんと、ダメ刑事というコンビの設定もよかった。

あと、オープニングでかかるあの有名な曲「Misirlou」は『パルプフィクション』で有名になった曲だけど、これは違うものにしたほうが良かったような。

多分、この映画を作るときから、監督の頭の中ではこの曲は鳴っちゃってたんではないかと思う。

「TAXi」評価

★★★★☆☆☆☆☆☆