望月峯太郎による漫画が原作。
(以下ネタバレを含みます)
感想(ネタバレ)
説明不足のストーリー描写は許容範囲
私は漫画の方を先に読んでいて、その後、この映画を観た。
まず、ストーリーの説明不足は構いません。
それから、トシコがあっさり鮫肌についていってしまうとこも別に構いません。
こういう映画で、そういう部分を求めることはないと思うし、そもそも漫画の方だって、とんとん拍子に話は流れていってしまってるわけで。
それから、原作とストーリーを変えてる部分、そこも問題ないと思う。あれでいいと思う。
笑いのセンスがいまいち
残念なポイントは、「笑い」のセンス。
この映画は特に「笑い」の部分がしっかりとしていなきゃいけなかった。
ここがバチッと決まってれば、全体的にもっとバチッと決まってたはず。
演者にストーリーがついてくる
この映画は、ストーリーがあってそこに出演者たちが入っていく、というより、出演者たちにストーリーがついてくるという感じ。
そう観れば面白い。
ラストシーンは、よかった。
「あ」って言って、シガーライターが「パコッ」て出て終わる。
寺島進さんはイイ役者さんですよね。
ただ、シガーライターって、エンジン切ってる状態でつくんだっけ?
北野映画のオマージュ
この映画は北野映画のオマージュと思われるシーンが見受けられて、確かに北野組常連の俳優が多い。
岸部一徳、寺島進、森下能幸、津田寛治…etc
とは言え、さすがに北野監督の笑いの描写まではオマージュできなかった、というところか。
桃尻女が小日向しえ(ココリコ田中の元嫁)
今となってはあまり知られていないけど、ここに出てくる桃尻女が小日向しえ。
そう、ココリコ田中直樹さんの元嫁。
小日向しえはその後、『ココリコミラクル』で田中直樹とレギュラー共演がきっかけで結婚。
離婚の真相は語られていないけど、どうにも小日向しえの浮気っぽい感じが…
ちなみに、田中直樹さんは、27時間テレビの「夜のかま騒ぎ」の中で「女のケツが好きだ」と発言し、今田耕司さんに「だから桃尻女と…」って突っ込まれてました。
「鮫肌男と桃尻女」評価
★★★★★☆☆☆☆☆