鷺谷政明の神映画レビュー

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映画「オーシャンズ12」感想 前作から一転してつまらない作品になった理由

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2004年のアメリカ映画。

2001年の『オーシャンズ11』の続編。出演はジョージ・クルーニー、ブラッド・ピット、マット・デイモン、ジュリア・ロバーツ、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、ヴァンサン・カッセル。

狙いすぎて失敗するパターン

急いでるわりに内容を詰めてるので、何だか見入るのが面倒くさくなる感じでしたね。

いきなりみんな見つかって、あっさり集まって、あっさり金の返金を了承し、すぐ仕事を始める。

要はあの強奪劇をこの映画は見せたいわけだから、馴れ初めはどーでもいいっちゃいいんだけど、そのわりに内容は、ライバルが出てきてトラップが二重三重になるし、警察官が元カノで、こっちに寝返ったり、親玉がその父親?だったり、オーシャンズ12と繋がったり。

中途半端なFBIが出てきたり、ジュリアロバーツがジュリアロバーツを演じたと思ったらブルースウィルスも本人出演するし、何だかピントがずっとぶれてた。

ストーリーは見づらく、画はクール

前回ああいった形で観客を見事に欺いて、今回はそのシリーズ2だから、裏の裏を狙おうとするのはわかるんだけど、ちょっと狙いすぎた。

でもやっぱりソダーバーグ監督の見せ方、撮り方のセンスは相変わらず健在で、音楽の乗せ方からなにから、最高にクール。 

「オーシャンズ12」評価

★★★★★☆☆☆☆☆