鷺谷政明の神映画レビュー

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ドラマ「この世界の片隅に」2話視聴率10.5%!無料動画も観れる!

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第二話の視聴率は10.5%。

個人的にはいまいち評価が低いなという気はする。

前回はキャストの評価をおこなったので、

ドラマ「この世界の片隅に」1話視聴率10.9%!全キャスト一斉評価!知名度より作品ファースト - 鷺谷政明の神映画レビュー

今回は制作陣のレビューと、第二話の感想を。

完璧な制作陣

脚本…岡田恵和

代表作に『ビーチボーイズ』『ちゅらさん』『ひよっこ』など。

どこはかとなくNHK朝の連ドラ感があるのは、岡田さんが近年『ひよっこ』などを手がけていたからというのもあるかもしればい。

音楽…久石譲

昭和の夏の風景といえば、この人。

このジブリ感がたまらなくいい。

あえて変化球を狙わずストレートに久石節全開なのが最高。

演出…土井裕泰

近年の作品だけでも『コウノドリ』『重版出来!』『逃げるは恥だが役に立つ』『カルテット』など、話題作を多く手がけている人。

このドラマのクオリティはこの人による力が大きいように思う。

演出…吉田健

代表作に『十年愛』『高校教師』『人間・失格〜たとえばぼくが死んだら』『未成年』など、ドラマのTBSを決定づけていった作品に携わってきた人。

プロデューサー…佐野亜裕美

この人が若き天才プロデューサー。1982年生まれの女性。

代表作に『カルテット』『潜入探偵トカゲ』『刑事のまなざし』『おかしの家』『ウロボロス』『99.9』など。

第二話感想

伊藤沙莉のすごさ

第二話の評価ポイントは、まず、冒頭の幼馴染、幼馴染の刈谷幸子(伊藤沙莉)が、井戸水を汲みに来たすず(松本穂香)に早口でまくしたてるシーン。

どのような演技指導をしたかはわからないが、あのニュアンスからいくと、もう1話目の時点からこの子は完全にこの役を掴みきっていたということがわかる。

アドリブか台本かわからない松本穂香のすごさ

3人の娘たちが農作業の休憩をしていたとき、幼馴染はなぜすずに冷たい態度なのかが明らかになるシーンの最後、ふとすずが後ろを振り向くところ。

あれはアドリブなのか天然なのか演出なのか

どうしても気になる。

あのとき、2人のリアクションが限りなく素に近く、セリフも少し被っていたため、個人的にはアドリブ(天然)だったのではないかと捉えている。

(撮影中、後ろに気配を感じた?)

とすれば完全にこの役に入り込んでるがゆえに起き得た現象であり、今後この子はすずにどんどん入り込んでいくだろう。

子役・稲垣来泉のすごさ

第二話目で新たなに登場する子役、黒村径子(尾野真千子)の娘役の黒村晴美(稲垣来泉)。

一話レビューでも話したが、

sagitani-eiga.hatenablog.com

とにかくこのドラマに登場する子役は演技がうますぎる

天才子役たちの大宴会か。

娘役の黒村晴美(稲垣来泉)も、すごい演技力。

子役にどのような演技指導をしているのだろうか。 

現代劇不要論

非の打ち所がない一話目に対し、二話目を見てて感じたのは、現代劇の必要性。

もちろん、今後ストーリーに繋がってくることになるのは明白だし、このドラマのクオリティを考えれば、かなり「いい感じ」で繋がっていくんだとは思う。

ただあの2人のシーンが出たときのトーンダウン感は強く、役者のレベルが高い本作において、あの2人だけ下手くそだから妙に浮く。とくに古舘裕二。

古舘伊知郎さんの息子さんをあまり批判したくはないんだけども…

また、一話目から引っ張って、まだなにもわからないままだから、あの思わせぶりかつ曖昧な演技が、「もうお前らいいからすずを出せ」と感じてしまう。  

それを感じ取ってたか、二話目では極端に現代版のシーンが少なかったような気はする。

さっさとネタバラシしてしまったほうがいいような気がするがどうだろう。

無料でまだ観れる!

二話目は7月29日までこのリンクから無料で観ることが可能。

この世界の片隅に|民放公式テレビポータル「TVer(ティーバー)」

見逃してしまった人はぜひ見て欲しい。