映画「22年目の告白」感想 韓国で実際に起きた連続殺人事件からの着想(ネタバレあり)

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2012年の韓国映画『殺人の告白』をリメイクした映画で、実話ではない。

けど、この『殺人の告白』は、実際に韓国で起きた未解決事件にインスピレーションを受けて制作されたものなので、『22年目の告白』は、実話を元にした作品のリメイク、ということになる。

感想(ネタバレ)

藤原竜也に狂わされる

「すべての国民が、この男に狂わされる」

というコピーの通り、まさに藤原竜也に狂わされる

時効を終えた犯人が世の中に登場してきて、本を出して、神格化されていく。

当然、遺族はそれを許さない。

しかし藤原竜也演じる曽根崎はどうやら犯人ではないようだ。

真犯人が名乗り出てくる。

真犯人は曽根崎なのか、誰なのか。

この流れだけでも十分見応えがある。

(以下ネタバレを含みます)

「ラストあなたは必ず騙される」と謳わなかった良さ

しかしまさか、曽根崎も、刑事(伊藤英明)も、遺族の医師も、全員が仲間だったとは。

こんな展開はとても考えに及ぼなかったから、見事にしてやられた。

よく「ラスト5分、あなたは必ず騙される」みたいなコピーを強調してる映画は多いけど、この映画はそう謳ってないのが良かったと思う。

だってこれは騙されるでしょ。原作知らなければ。

とすると、思わずそう謳いたくもなったと思う。

でもそのラストのどんでん返しだけが売りじゃないから、そんな安っぽい宣伝はしなかった

映像もすごく完成度が高くてスケールも大きく、「もし現代においてこういうことが起きたら?」ということを見事に踏襲でいていて、すごく楽しめた。

こんな原作を海外で見つけたらぜひ日本でリメイクしたいと誰もが考えるだろう。

韓国で起きた連続殺人事件がモデル

ただ、この元となった韓国映画『殺人の告白』は、実際に韓国で起きた未解決事件「華城連続殺人事件」にインスピレーションを受けたんだとか。

華城(ファソン)連続殺人事件とは、1986年から1991年にかけて大韓民国の京畿道華城郡(現在の華城市)周辺で10名の女性が殺害された事件で、韓国史上最初の連続殺人事件。2006年4月2日に、最後の事件の公訴時効が成立し、全ての事件について犯人を訴追することが出来なくなったという。

…そこで、どうすればこの犯人をおびき寄せれるかというところから、『殺人の告白』の着想を得たんだろう。 

「22年目の告白 私が殺人犯です」評価

★★★★★★★★☆☆