映画「ペイフォワード」感想 実話からヒントを得たビジネスマンも観るべき映画

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キャサリン・ライアン・ハイドの小説。2000年製作の映画。ミミ・レダー監督。

『シックスセンス』『A.I』でもお馴染みの天才子役、ハーレイ・ジョエル・オスメント主演。

ペイフォワードの精神とは 

1人の人間が3人に善い行いをする。厚意を受けた3人は、それぞれまた3人に善い行いをする。1人→3人→9人と、ネズミ算式で善い行いが広がっていく、つまり、親切や恩を返す(ペイ・バック)のではなく、渡して(ペイ・フォワード)いくというアイデアを、ハーレイ扮するトレバーという11歳の少年が思いつき、それを実行に移していく話。

原作者は自分の実体験から、このペイ・フォワードを思いついたという。

治安の悪い町で車がエンストしてしまったハイドは、車に近付いてくる男2人に恐怖心を抱く。しかし男はエンストしてしまったハイドの車を快く修理してくれたのだった。そこから、この“善意を他人へ回す”という思考が誕生した。

すぐに見返りを求めるのではなく、相手への善い行いを第一に心がけることが重要だというこのペイフォワードの法則は、近年ビジネスの世界でもしばし語られることもある。まるで仏教のような。

確かに、全てを金勘定で捉える人よりも、まずは相手への思いやりを優先して行動できる人に最終的にお金はついてくるようなことはある。

ギリギリ観れる感動映画

作中、ちょっとこれは…という箇所もなくはないけど、ご愛嬌で何とか許せる。

トレバーが考えたあのアイデアを、もっと掘り下げて脚色し、ストーリーを長くしても良かったかもしれない。

でもまあ11歳の少年がメインだから、現実的で社会的な話しになってきてもちょっと違うか。

ボンジョヴィ出てる

この時代のハーレイ・ジョエル・オスメントはすごい。

ケビン・スペイシーとヘレン・ハントという実力派俳優達と普通に演技してる。全然浮いてない。

浮いてたっていえば、チョイ役で出てくるジョン・ボン・ジョヴィ

やっぱ歌ってた方が格好いいんじゃないか。スクリーンの中のジョンはいかがなものか。

でもあんなチョイ役でもしっかり受けるってのは、自分をわきまえてるというか、一からゆっくり俳優業を練習していく気構えだったんだろうか。

ケビン・スペイシー=香川照之

ケビン・スペイシーは『アメリカン・ビューティ』でもそうだけど、ああいう中年役やらしたら天下無敵。日本でいうと香川照之さんだ。

インテリで、なんかクセがあって、女性に初心な感じ。

ヘレン・ハントは、『キャスト・アウェイ』や『ツイスター』『恋愛小説家』と、この時代は絶好調だった。

アメリカ人にしては目が細くて、優しそうな女性だ。

「ペイフォワード」評価

★★★★★★☆☆☆☆