鷺谷政明の神映画レビュー

ゴッドファーザー好きな人向け

映画「セルピコ」感想 アル・パチーノ要素十分のアメリカの闇が見れる実話

f:id:sagitani_m:20191022211743j:plain

1973年製作のアメリカ・イタリア合作映画。シドニー・ルメット監督作品。

ニューヨーク市警に蔓延する汚職や腐敗に立ち向かう警察官の実話に基づいた作品。

アル・パチーノ要素十分

やっぱこれ実話なんですね。途中からそんな気がしてましたけど。

最後にああいうテロップが出たから。そうなのか、と。

最初にラストシーンを見せる倒置法は、後にアル・パチーノの代表作となる『カリートの道』ですね。

内部告発という意味では『インサイダー』も近い。苦悩を抱えて地団駄踏む感じは
『ジャスティス』のようだし。

アメリカの闇

脚色あるとは言え、実話に基づいてるわけで、セルピコにしたら、何でこんな苦労しなきゃいけないんだ、という話でしょうね。

正直者が馬鹿を見るという。正しいだけじゃ通用しないわけですからね。

セルピコのように相当強くないといけない。当たり前のことをするのに相当の強さが求められて、相当辛い思いもさせられて。

だから、そんなつもりじゃなかった奴も、汚職に手を染めていった警察もたくさんいるんでしょう。そうしないとやっていけないわけなんだから。

確かにああいう状況を見て、自分だったらと出来得る限りでいいから想像してみると…友達はできないわ、恋愛もままならないわ、やりたい仕事もできないわで。信頼出来る人に頼ってはその期待をそらされて。

内部告発者の存在

結局は、そういう企業にしても何にしても、不正はいつだって摘発されるきっかけとなるのは内部告発者のおかげ。

一般市民、消費者がわかるわけがないわけで。

汚職事件が多くて、いったい何を信用すればいいんだ、と、こういう事件が起こる度に
思いますが、逆に、そういった部分が浮き上がってくるのは、いろんなところにセルピコのような勇気と信念を持った人間がいるからなんだ、とも思います。

「セルピコ」評価

★★★★★★☆☆☆☆