鷺谷政明の神映画レビュー

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映画「ガンジー」感想 リチャード・アッテンボロー監督の名作がamazon観れる

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1982年公開のイギリスとインドとの合作映画。

監督はリチャード・アッテンボロー。脚本はジョン・ブライリー。

ガンジーの78年間

冒頭でも解説されるように、1人の人生を克明に記述するのは極めて難しい。

ガンジーは78歳で他界しているので、その生涯を語るには78年間必要になる。

当然、それを数時間に収めるのは大変なことだ。

だから史実を把握していない限り、観ていてもストーリーの流れが把握しにくい箇所が幾つか出てくる。何度か観ると理解できるけども。

国によって違う歴史認識

この映画は、全人類が見るべき映画だと思う。特に中高生

だからこそ、もう少し歴史的な流れをわかりやすくしてほしかったと思った。ただ、もちろん日本人にだけ向けて作られた映画ではないので、難しいところではある。

一番いいのは、観る前にガンジーのことを少しでもおさらいしてから映画を観ると、とても効果的だと思う。

例え予備知識なしで観ても、ガンジーという人の精神は、しっかり伝わってくる。そこが一番大事なところだと思うので、やはり丁寧に描かれている。

演者やスタッフはもちろん、監督も素晴らしく、映像も編集もどれも見事で、最良の状態で完成した作品だと思う。

これ以上のガンジー映画を創ることは、できないのでは。

イギリス人はどう捉えるか

インド人の考え方はとても進んでいたように思える。

本作はイギリスとインドの合作映画だけど、アヘン戦争だとかガンジーだとかこの映画のことを、イギリス人はどのように捉えるのだろう。

1999年のBBCの「歴史上最も偉大な人物は?」というアンケートでは、ガンジーが一番だったらしいけど。

ちなみに本作、amazonで観れるので、もう一度観てみたいという方は↓のリンクへ。

「ガンジー」評価

★★★★★★★★★☆