映画「ライフ・イズ・ビューティフル」感想 志村けん+北野武=ロベルト・ベニーニ

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監督、脚本、主演をロベルト・ベニーニが手掛けた作品。

1999年アカデミー賞主演男優賞を獲得。

あらすじ

 

舞台は1939年戦火迫るイタリアで、ユダヤ系イタリア人が強制収容所へ息子を含めた3人も入れられてしまう。

しかし父親グイド(ベニーニ)は息子に不安を与えないように「これはゲームなんだよ」と嘘をつき、収容所へ入れられてしまっている事実をひたすら隠し通す。

喜劇俳優の本気

もうこの設定だけで、ベニーニは「もらった」って思ったんじゃないか。だって、これだけで何かもう面白そうだもの。

グイドとドーラ(ブラスキ)が出会い恋に落ちていく経過の描写も実に楽しくて、明るい。まずここまでで、完全にグイドの陽気でユニークな人物像が明白になる。

だからこそ、その後の収容所の場面が映えるし、グイドの明るさが切なくなる。いやぁ、切ない。

志村けんさんと北野武さんが合体したような人ですね、このロベルト・ベニーニという人は。グイド演じるロベルト・ベニーニは、日本で言うと井上順さんって感じだけど。

また、ロベルト・ベニーニの実の妻でもあるニコレッタ・ブラスキは映画の中でもベニーニの妻の役を演じてる。

マジックアワー

三谷幸喜さんの『マジックアワー』は、もしかしたらここからヒントを得たのかもしれない。

つまり本作でいう子どもが、マジックアワーでいう、佐藤浩市さん演じる売れない役者。真実を隠して、なんとかやり仰せる。それを観客に見せるという手法。

誰もが着想を得るであろう、とにかく素晴らしい作品だった。シェイクスピアが見たら、なんていうだろう。

「ライフ・イズ・ビューティフル」評価

★★★★★★★★☆☆