「ブレイキング・バッド シーズン2」感想・評価 やっちまえウォルター!(ネタバレあり)

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このドラマが面白くなるのは、シーズン2の後半からだ。

見やすくなってくるシーズン2

シーズン2になると、少しずつ無駄なシーンが減り、テンポ感が良くなってくる。

海外ドラマ特有の、時間軸をガラッと変えたり、倒置法で見せたりといった手法も増えてくるけど、それはいいとして。
ここを見てるということは、すでにシーズン1を見た人だと思うので、このドラマの内容に少し触れる。
極力ネタバレは避けるが、一ミリも知りたくない人はここでサイトを閉じてほしい。
(以下ネタバレを含みます)

見えてきたブレイキング・バッドの魅力

いつの時代もマフィア映画は人気だが、つまりこのドラマは、世界一地味なマフィア・ドラマ。
 
超一般人、いや、特に真面目な一般人がドラッグ王になって「いくのかな?」みたいなドラマである。
 
もちろんベースは家族の話であり、マフィア作品ではないけど、扱うものやその金額が大きくなってくるので、少しずつマフィア映画でよく見るような光景が出てくるのが面白い。

渡鬼+アウトレイジ

例えが適切ではないことを承知で言うと、渡る世間は鬼ばかりのような世界に突然アウトレイジのようなシーンが入ってくるような面白さだ。
 
もう一つ挙げるとすれば、このドラマは死を前にした男が主人公であり、そのウォルターの揺らぐ善悪の理屈に視聴者は見事に惹きつけられてしまって、そのウォルターが、悪事を成功させる度に妙な爽快感を得てしまう。

やっちまえウォルター

マフィア映画なら主人公が敵役をバンバン殺してのし上がっていくのを見ているだけで楽しめるが、ウォルターは普通のパパの側面も多分に見せられているため、「ウォルターそんな悪いことしちゃだめだ」「それ以上悪の世界に足を踏み入れちゃ駄目だ」「娘も生まれるんだから」と思うところが、なぜか視聴者は「やっちまえウォルター」と思ってしまう。
 
時に、奥さん(スカイラー)がウザくなってきたりもする。
 
ああ、そこでなんで電話かけてくるんだ、とか、この女タイミング悪いところで帰ってきやがって、と。
 
奥さんは何一つ悪くないし、むしろ我々一般人は奥さんを見習うべきであり、ウォルターを批判しないといけないのに、分かっちゃいるけど、やめられない
 
「やっちまえウォルター」なのだ。
 
それはきっと、彼の葛藤がどこかで理解できるからだろう。 

『ブレイキング・バッド シーズン2』評価

★★★★★★★☆☆☆