プリンセスを救出する、屈強の近衛兵のかばん持ちとして一行に加わった、チョン・ウェンに扮するジャッキー・チェン。
ひょんなことからチョンと行動をともにする頼りないアウトロー、ロイ・オバノンには『アルマゲドン』『ホーンティング』のオーウェン・ウィルソン。
そしてプリンセス役には『チャーリーズエンジェル』で大ブレイクしたルーシー・リュー。
最高のキャスティングでまた新たなジャッキー伝説が生まれた。
(以下ネタバレを含みます)
感想(ネタバレ)
ジャッキー節炸裂
前作『ラッシュ・アワー』に続きハリウッドで大成功をおさめたジャッキー・チェン。
この映画もなかなか面白かった。
笑いあり、友情あり、救出劇あり、アクションありという、ジャッキーの十八番が満載だった。
前回の相棒クリス・タッカーもよかったけど、今回のオーウェン・ウィルソンもよかった。容姿もいいし、3枚目の役もよくはまってた。
作りがしっかりしてる
それからやっぱり、映像効果やカメラワークなんかが香港映画の時とは違う。
ストーリーにしてもそうだけど、やっぱり全体的にしっかりできている。
いい意味で、大衆(世界)向けに、見やすく作られている。
クライマックスがおかしい
ただ、クライマックスのシーンで、ジャッキーが同僚の近衛兵と闘うのが意味不明だった。
勅命に背いたから、という名目はあるけど、姫君はそれを燃やしてるわけだから。
で、闘った後に「チョン、これを使え」って武器を貸してあげてるし。
あれはどう見てもアクションシーンを見せたかっただけなんだろう。
確かに最後のほうまで、いつものような長いジャッキーの格闘シーンはそんなに出てこなかったし。
ジャッキーハリウッドへ行く
スクリーンの中で何十年間も走り続けてきて、遂に実力だけで世界進出を成功させた。
過去には、『バトル・クリークブロー』とか、進出失敗という経験だってある。
韓国映画を始めとして、世界の中でアジア映画もすっかり定着したけど、全ての第一人者は、アジア圏ではやっぱりジャッキー・チェンだ。
「シャンハイ・ヌーン」評価
★★★★★☆☆☆☆☆