『レオン』『フィフス・エレメント』の、俊英、リュック・ベッソン監督が、歴史上最も有名なヒロインに挑んだスペクタル・アクション。
ミラ・ジョボビッチ主演。
あらすじ
15世紀、イギリスとの戦争に明け暮れるフランスに現れた、17歳の少女ジャンヌ・ダルク。
「神の声を聞いた」というジャンヌは、劣勢のフランス軍を率いて奇跡的な勝利をおさめる。
だが栄光も束の間、彼女には過酷な運命が待ち受けていた…。
感想
史実との相違点
この映画は当時、結構賛否両論だった。
この映画に登場するジャンヌ・ダルクは完全に神がかっていて、そういった面も含めて、「史実とは随分異なっている」みたいな声があがってた。
結局、歴史だとか史実というのは、幾つか説があるわけで、リュック・ベッソンから見たジャンヌ・ダルクは、この映画のとおりなんだろうし、司馬遼太郎から見た坂本龍馬が『竜馬が行く』なんだろうし、またそれは見る人が変われば変わるんだろうし。
憑依型女優ミラ・ジョボビッチ
CGに頼らなかった迫力の戦闘シーンは見応えがある。
なんといってもジャンヌ・ダルク役のミラ・ジョヴォヴィッチの迫真の演技。
本物のジャンヌ・ダルクが憑依していたんじゃないかと思わせる。
この人、『フィフス・エレメント』のときも、特異な役柄だった。
日本だと、蒼井優的な。
他にも、ダスティン・ホフマン、ジョン・マルコヴィッチなど、米仏スターの競演も見所。
そしてはやっぱり「Follw me!」は痺れる。
今だとTwitterの意に転用される。
監督とできちゃったジョボビッチ
ミラ・ジョヴォビッチは、リュック・ベッソンと一度結婚して、で、離婚してる。
ベッソン監督は、結構、主演女優をヤッちまう癖があるらしい。
広末涼子『WASABI』は大丈夫だったかね。
「ジャンヌ・ダルク」評価
★★★★★☆☆☆☆☆