映画「シックス・センス」あらすじ感想 多くの謎は後付け一度観れば十分(ネタバレあり)

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1999年、アメリカ映画。

ブルース・ウィリス主演。

子役には当時、天才子役と言われたハーレイ・ジョエル・オスメント。

監督は本作ののちに『アンブレイカブル』『サイン』などをヒットさせるインド出身のM・ナイト・シャマラン監督。

あらすじ

小児精神科医マルコム(ブルース・ウィリス)は、長年第一線で子供たちの心の病の解決に人生を捧げてきた。

しかし彼は、以前担当したヴィンセントという少年を助けられなかったことに深く傷つき、最愛の妻アンナとの間にすら深い溝ができ、人生に絶望しかけていた。

そんなおり、8歳の少年コール(ハーレイ・ジョエル・オスメント)が、新しい患者として現れる。

いつも何かにひどく怯え、母親にすら原因を明かさず、ひとり心を閉ざす。

彼の症状は、自殺したヴィンセントと酷似していた。

懸命の説得の末、マルコムはコールから驚愕の真実を聞き出す。

コールは言った。「僕には死んだ人間が見えるんだ…」

あたかも自分の過去と向き合うかのように、必死の思いでコールを助けようとするマルコムの前に、科学では説明のつかないなにかの存在が、次第にその全貌を明らかにしていくのだった。

(以下ネタバレを含みます)

感想(ネタバレ)

誰かに話したくなるラストシーン

この映画、とにかく大ヒットした。

あのラストシーンが、口コミで相当広がっていったと思われる。

観ると誰かに話したくなるし、それでいて、最初のブルース・ウィリスとの約束みんなちゃんと守るし。

オチだけでない

この映画のいいところは、あのラストシーンだけを見せる、つまり騙すところだけに注力せずに、きちんと感動を呼ぶ作りになっているところ。

『世にも奇妙な物語』のラスト的な。

なのでそこが、いわゆる、ホラーだとか、サスペンス系にとどまらず、感動を呼んだ。

そういったストーリーもしっかりしてるし、撮り方も良かった。

ブルース・ウィリスの転機

ちなみにこの作品が、ブルース・ウィリスがアクション系俳優から演技派へと転向したと言いわしめた。

いったん地球救うの止めますね、と。

ハーレイ・ジョエル・オスメントの現在

しかしハーレイ・ジョエル・オスメントも負けてない。

演技派に転向したブルース・ウィリスに洗練でも浴びさせるかのように、見事な演技を見せる。

そんなハーレイ・ジョエル・オスメントの現在…

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途中、ちょっと地獄のミサワ化する。

人間の顔というのは本当に不思議だ。

幼い頃を見てなかったらまた印象は違うんだろうし。

オープニングの約束について

あれをやってしまうことのデメリットは、「最後に何かあるんだ」と思わせてしまうこと。つまり、ちょっと穿った見方になる。

ただ、それがメリットにもなる。つまり、それだけ観客を引きつけられるという。

おそらく後者を狙っての算段なんだろう。

「言わないでね」ということであれば、エンディングで出してもいいわけだから。

後付けしすぎ

なにより気に食わないのは「DVDにのみ本当のラストシーンが!」というプロモーション。そりゃないって。映画館で観た連中はもっと思うだろう。

「実はこの映画には40もの謎がある」とか。

見終った後に何かを残すようなやり方もいいけど、ヒットしたもんだからって、いろいろと乗っけ過ぎだ。返って後味悪くなる。

この監督自身、そういうところがちょっとあって、その後の『アンブレイカブル』や『サイン』くらいまではまだ許せたけど、それからも、あまりにいろいろやりすぎて、結局、観客に見放されて急落した。

だから、「この映画にはいろんな謎が隠されている」というのは、どうせ後付け。一回観て楽しめば十分。それ以降はプロモーションの妙だ。

ビジネスも大事だけど、そういった意味じゃ『アイズ・ワイド・シャット』の吹き替え版を出さないスタンリー・キューブリックの、アーティスト性みたいなものが、もう少しシャマラン監督にもあると良かった。

「シックス・センス」評価

★★★★★★☆☆☆☆