映画「七人の侍」感想 100年後観ても楽しめる作り

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1954年(昭和29年)に公開された日本映画。

監督は黒澤明、主演は三船敏郎、志村喬。207分。

このは世界に影響を与え、1960年にはアメリカ『荒野の七人』として、2016年には『マグニフィセント・セブン』としてリメイクされた。

感想

興味がなくても観たら最後

すごい古い映画。白黒。時代劇。

この時点で、あまり興味をひかない。

しかし世界の黒澤明。日本映画を語る上では欠かせない第一人者。

そんな黒澤監督の代表作が『七人の侍』。

これがおもしろい。

黒澤映画はどれもそうだ。

なぜ今観てもおもしろいのか

まず、ストーリー解説というか、状況描写が本当にわかりやすい。

無駄なシーンがなく、ものすごいテンポよく理解できながら進むから気持ちがいい。

この映画はかなり古い映画なので、大声のセリフだと声が割れて、ちょっと聞こえづらかったりするんだけど、ストーリーやシーンの意味がわからなくなったりすることはほぼない。

つまり、セリフがある程度聞こえなくても理解できる作りになっている、ということだ。

207分間退屈させない奇跡

3時間ちょっとあるので、長く感じないことはないけど「なげーよ、まだかよ」とは一度もならない。

今見ても、ちゃんとお笑いのセンスも通用するし、恋愛の描写も、すごくいい位置で描かれている。下手な監督なら、あの恋愛の部分をメインにして走りかねない。

100年後も観れるように

もしかしたら黒澤監督は、何年経っても観れる映画にしようとうことを一番心がけていたのではないだろうか。

黒澤天皇と言われるほどの絶対的な権力を持ってして、現場ではかなり強引な要望をすることでも有名だけど、それは、黒澤監督の中にしか分からない、100年後観ても楽しめる作りが見えていたのかもしれない。

今観ても楽しいと思えるということは少なくとも50年はこの映画はまだ維持している。

そしてやはり、今から約50年後観ても、楽しめると思う。

だから海外の反応もいいんだろう。

「七人の侍」評価

★★★★★★★☆☆☆