1971年にスタンフォード大学で実際に実施された心理実験。
ジンバルト教授による「監獄実験」の全容を映画化。
現在も訴訟問題に揺れている実験の真実が明らかに。
あらすじ
ある大学の心理学部が、新聞広告で実験の被験者を募集。
その文面は
「被験者求む。模擬刑務所で2週間の心理実験。報酬は4000マルク」
というものだった。
報酬につられて応募したのは20名の男たち。
彼らは"看守役"と"囚人役"に分けられ、カメラで監視された模擬刑務所に収容される。
そんな中、参加者の1人である元雑誌記者のタレク(モーリッツ・ブライプトロイ)は、実験の模様を記事にするために特殊な小型カメラを持ち込む。
そして迎えた実験初日。
責任者であるトーン教授の指示の下、男たちはお遊び気分でそれぞれの役割に身を投じ始める。
だが、2日を過ごし、 3日目を迎えると"看守"と"囚人"は完全に対立。
そして、 2週間の実験予定だったが、7日間で実験中止を余儀なくされる。
いったい何が起きたのか。
感想
これはドイツ映画なんだけど、浦沢直樹著の『MONSTER』に出てくるような話。
また、ナチズムとの関連を思い起こさせる。
「es」とは、人間の無意識下の欲求をあらわす、心理学者フロイトがつくった心理学用語。
この映画はネタバレはしないでおく。
ただ、気が弱い人は、もしかすると精神的不快感を覚えるかもしれない。
「es」評価
★★★★★★★☆☆☆