映画「アルマゲドン」感想 ラスト・シーンのためだけに作られた映画(ネタバレあり)

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主題歌を務めるロック・バンド「エアロ・スミス」のボーカル、スティーブン・タイラーの実娘であるリブ・タイラーが出ているというタイアップ感もバッチリはまって、この映画は日本の歴代興行13位という大ヒットを収めた。 

(以下ネタバレを含みます)

感想(ネタバレ)

途中さっぱり最後あっさり

俗によく言うところの、「アメリカ万歳映画」。

でもこの映画を見て涙を流した人はたくさんいる。

ブルース・ウィリスが自分は宇宙に残ると言い、そして娘のリブ・タイラーに別れを告げるシーン。

きっとみんなこの辺りでジーンと来るはず。

エアロ・スミスがバーンと入ってきて。

確かに悲しい場面だし、その気持ちは分かる。

しかし。

そこに至るまでのストーリー描写が適当もいいところ

時間を延ばすために無理やりこじつけたようなシーンだらけで、宇宙でのシーンなんて状況や状態の説明が少なすぎて全然ついていけない。

我々一般人は宇宙や宇宙船の定理や常識自体それほどよく知らないんだから本来ならもうちょっとわかりやすくやってくれてもいい。

突然、隊員の一人がとち狂って暴れ出すけど、あの真意もよくわからない。あのシーンは何で必要だったのか。

結局、最後のあのシーンだけ思い付いて、そこに至らせるまでの適当なストーリーをつなげて撮っただけという感じがして、ラスト・シーンも、そうなんだろうな、そうなるんだろうな、と思って観てしまうから、ラストを観ても何も感じなかった。

曲の力が大きい

エアロ・スミスが初めて全米1位に輝いた『I Don't Want To Miss A Thing』 (ミス・ア・シング)はすごく好き。

元々このバンド自体が好きというのもあるけど、スティーブン・タイラーのあの歌いまわしがバラードにこのように昇華されたのが感動的だった。

結局この映画は、この曲による功績がかなり大きいと思う。番宣や予告でこの曲が流れてきた時のインパクトはかなり強かった。

日本では大ヒットとなったけど、実は世界的にはそこまでの大ヒットではなく、歴代興行100位にすら入っていない。

アルマゲドンとハルマゲドンの違い

この映画で「アルマゲドン」という言葉は日本に浸透した。

「アルマゲドン」とは、最終戦争という意で、もう少し具体的に言うと、アブラハムの宗教における、世界の終末における最終的な決戦ということ。

表記は「Armageddon」。

これ、もともとは日本では「ハルマゲドン」と読まれていた。ノストラダムスの大予言の時から。

なのでこの映画もハルマゲドンで良かったのに、なぜか「アルマゲドン」と表記されたことで、この言葉が一時的に浸透した。

ただそういった意味では「アルマゲドン」といえば映画のことで、「ハルマゲドン」といえば最終戦争とできる。

そこまで考慮して、表記を変えていたのかもしれない。

「アルマゲドン」評価

★☆☆☆☆☆☆☆☆☆