東野圭吾の長編小説が原作。
東野圭吾史上もっとも泣ける感動作というコピーで封切りされた。
(以下ネタバレを含みます)
感想(ネタバレ)
なぜ驚かないのか
「タイムスリップする店のシャッター、過去と未来でやり取りする人たち」、という設定が良いから、舞台化されたり、こうして映画化するのは分かる。
この映画がつまらないと認識した決定的な場面は、過去から手紙が届いたときの少年たちの行動。
なんであんなにスッと受け入れるんだ。
あ、そこ、普通に信じちゃうんだ、という。
どう考えてももっとパニックになるはずだし、百歩譲ってそれが少年特有のノリだったとしても、そもそも彼らは逃亡中の身で、その上不法侵入してるのに、なんでそんな非現実的なことまですぐ受け入れらてしまうんだろう、という。
アニメでももう少しちゃんと描くと思う。
共感できない
もうこの時点で、この映像世界は自分の感覚と違うと脳が決定付けてしまっているから、以降どんな場面が出てきても、そのシーンを理解してるつもりでも違うのかもしれないと自分の感覚を疑い出し、感情の行き場がなくなる。やがて退屈になる。
山田涼介の演技もどんどん昭和に見えてきて、もう観ていられなくなってしまった。
これは山田涼介の演技力云々というより、監督の演出の技量だと思う。
別の監督、または『世にも奇妙な物語』の中でやってくれたらずいぶん変わってたのではないか。
「ナミヤ雑貨店の奇蹟」評価
★★☆☆☆☆☆☆☆☆